日本語能力試験で最上級合格の韓国スーパースター 日本の大御所タレント音源で勉強した過去

[ 2023年11月22日 08:40 ]

ソン・シギョン
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 「韓国バラード界の皇帝」と呼ばれる韓国人気歌手ソン・シギョン(44)の新アルバムが22日、発売された。キングレコード移籍第1弾でタイトルは「こんなに君を」。6曲が収録されている。

 今作のリード曲「こんなに君を」の作曲は「江南スタイル」の世界的ヒットで知られる韓国人ラッパーPSY、作詞は日本を代表する作詞家・松井五郎氏だ。

 シギョンは韓国では知る国民的スーパースター。韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」「星から来たあなた」「雲が描いた月明り」「青い海の伝説」などのOST(オリジナル・サウンドトラック)を自作し歌唱し大ヒット。圧倒的な歌唱力と、「鼓膜彼氏」と呼ばれるほどの甘い声で、聴く人の心を揺さぶっている。

 韓国歌謡界で確固たる地位を築いているが、多才なエンターテイナー。司会、DJとしても活躍し、そのトーク力が韓国国内で絶賛されている。そんなシギョンは日本語も堪能。綾小路きみまろの漫談を聞き、勉強を続け、2018年8月には日本語能力試験の最上級「N1」クラスに合格。日本語を母語としない人を対象とした日本語試験で「N1~5」の5段階。最上級「N1」は日本の国立大学への派遣国費留学ができるレベルだ。

  日本メディアのインタビューや日本の番組出演は通訳は付けず、すべて流ちょうな日本語で応対している。

 「きみまろさんの音源は日本語の勉強を始めたころに聞きました。『登り切ってもいないのに下り坂』『お化粧なさってその程度』…覚えています。困ったもんですよ(笑い)」ときみまろのギャグを口にして笑わせた。

 最近では、アニメを見るなどして「知らない表現を聞いたらスマホにメモで残し、インタビューなどで使ってみて、通じた時には自分のものになっている。まだ勉強が足りないですけど(SPY×FAMILY)のアニャーは可愛いですし、呪術廻戦とか、いろいろ見ています」と説明。そして「日本語能力試験の前、神様に自分で神様に言った気がします。『受かったら怠らずに勉強いたします』。でも、受かってから裏切りました。まだまだ足りません」。ユーモアをまじえて、謙虚に語っている。

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