手塚治虫の人気漫画「ブラック・ジャック」AIで新作!人間との共同制作 22日「チャンピオン」に掲載

[ 2023年11月21日 05:10 ]

22日に発売される「週刊少年チャンピオン」を手にする手塚真氏(撮影・塩野 遥寿)
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 手塚治虫の人気漫画「ブラック・ジャック」の新作を、手塚の作品を学習したAIと共同制作していた「TEZUKA2023」プロジェクトが20日、都内で完成披露会見を開いた。AIは「ブラック・ジャック」を含む手塚の作品計400話分のデータを学習。AIが作り出したキャラクターとストーリーに、人間が修正を加え、コマ割りなどをして、作品に仕上げた。

 AIは今回「AIを活用した完全な機械の心臓が移植されている患者」の物語を提示。心臓に血腫が発生し、その血腫は、過去の作品で治療できなかった「本間血腫」という病気と同じ症状という展開となった。

 手塚の長男で、今プロジェクト総合ディレクターの手塚真氏(62)は「脚本家に修正をお願いすると最低1日はかかる。AIならその作業が数分でできる」と効果を実感。「もし手塚治虫が生きていたら真っ先に(AIを)使いたがったと思います」と語った。

 作品は22日発売の漫画誌「週刊少年チャンピオン」に掲載される。

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