二宮きっかけで独立の嵐? 岡田准一に続いて…旧ジャニ“制御不能”露呈「追随するタレントが相次ぐかも」

[ 2023年10月26日 05:00 ]

「SMILE-UP.」の社屋
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 嵐の二宮和也(40)が性加害問題に揺れるSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)からの独立を電撃発表してから一夜明けた25日、驚きの声が広がった。事務所を離れた後も、活動休止中の嵐のメンバーにとどまることを表明。活動再開した時は「一緒にやっていく」と語るなど、異例ずくめの退所劇となった。

 二宮はこの日、SNSで、寄せられた多くのコメントに「本当に温かいお言葉ばかりでしみます」と感謝した。前日24日は午後11時45分ごろにファンクラブサイトに上がった動画で同日付で独立したことを報告。11月3日のデビュー日でも、月末でもないタイミングでの契約解消。9月半ば以降から退所を考え始めたといい、事務所関係者は「本人は社名変更日の17日での退所を希望したが、関係各所への報告もあって24日になった」と説明。デビュー日までのあと10日ほどすら待てなかったところに独立への強い意向をうかがわせた。

 動画内では「(9月7日に行った)事務所の会見以降、自分の活動に多くの影響があり怖くなった」と決断の理由を説明。嵐のメンバーとしてはとどまることを表明した上で「活動再開する時は一緒にやっていく」と語った。一方、嵐の所属先である事務所のコメントは一切なかった。

 これまで事務所のタレントが退所した際はグループも脱退するのが通例で、独立後に残るのは異例。レギュラー番組も継続して出演する方向という。新体制が事務所の“民主化”を掲げる中、タレント主導で判断できる環境が整いつつあることのひとつの証となった格好だ。

 しかし、事務所元社員は「事務所がつくったグループに事務所を離れても参加できて、事務所が取ってきた仕事も継続できる。この形で退所できるなら、事務所に残る意味がない」とも指摘する。元King&Princeの岸優太(28)が9月末に退所した後も日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」への出演を続けるなどしており、元社員は「問題への負い目もあって事務所側がタレントと対等に向き合えていないのではないか」と危惧。「家族を抱え不安になる二宮さんの気持ちは分かるが、今回の退所は事務所に残る意味がないことを示す形になってしまった。追随するタレントが相次ぐかもしれない」と語る。

 特に事務所に残るメリットが薄いのが俳優業を中心にするタレント。テレビ局関係者は「俳優業をメインにしているタレントは収入の多くを占めるCMに影響が出ておりダメージが大きい」と指摘する。問題を受けて独立発表したのは岡田准一(42)に続いて2人目。岡田が事務所内の個人としてはCM本数1位、二宮が3位だった。二宮は少なくとも7本のうち6本が問題の影響を受けている。今後、生田斗真(39)や風間俊介(40)らの動向が注目される。

 事務所は現在、タレントに新会社についての説明をしており、退所の意思を示している人は他にいないという。関係者は「二宮さんとも対話を継続し合意が取れれば改めて契約を結ぶ可能性もある」としている。事務所に残る“意味”をいかに具体的に示すことができるか。それが今後の展望を左右しそうだ。


 ≪嵐FC「お知らせは、嵐としての活動のみ」≫ 嵐のファンクラブの会員数は現在、300万人とも言われている。会員向けに25日、メールを配信し「二宮の活動に関するお知らせは、嵐としての活動のみお届けすることとなります」と説明。二宮個人としての活動については別の方法で発信されるとみられる。今後個人のファンクラブが開設されれば、グループのファンクラブにも影響が生じてきそうだ。

 ≪NHKBSなどでレギュラーの番組 退所発表の岡田准一≫ 今月2日に11月いっぱいでの退所を発表した岡田は現在、NHKBSの「ザ・プロファイラー」とJ―WAVEのラジオ番組「GROWING REED」にレギュラー出演している。また女性誌「anan」(マガジンハウス)でも隔週で連載を掲載している。

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