サザンオールスターズが10年ぶり茅ケ崎ライブ 桑田佳祐は故郷で「帰って来たよ!」26曲の熱演

[ 2023年10月1日 21:00 ]

茅ケ崎ライブを行ったサザンオールスターズ。左から、松田弘、野沢秀行、関口和之、原由子、桑田佳祐
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 デビュー45周年イヤー中のロックバンド「サザンオールスターズ」が1日、ボーカル桑田佳祐(67)の故郷・神奈川県茅ケ崎市の茅ケ崎公園野球場で野外ライブを行った。10年ぶり3度目の茅ケ崎ライブで、4日間で計7万2000人を動員。桑田は「里帰りをさせていただきました」とうれしそうに笑った。

 サザンを待っていたのは終わらない夏だった。この日の茅ケ崎市は最高気温31・0℃。10月に入っても暑い昼をすぎ、海風が吹き始めた午後5時。茅ケ崎の大先輩、加山雄三(86)の「君といつまでも」が流れると、ザ・ビートルズのTシャツを着た桑田ら5人がステージに登場。祝砲の花火とともにライブが幕を開けた。

 桑田は「帰って参りました!ドリフターズです!」とボケながら、「里帰りさせていただきました。ありがとうございます」と笑顔。茅ケ崎公園野球場のステージは10年ぶりで「すっかり高齢者になって帰ってまいりました。ステージ上はちょっとした高齢者施設でございます」と笑わせた。そう言えるのも、長く第一線で活躍しているからこそだ。

 ライブは45周年を祝うヒット曲満載の内容。「いとしのエリー」「涙のキッス」「真夏の果実」などに加え、今年発売した新曲「盆ギリ恋歌」「歌えニッポンの空」も披露。2時間半、26曲でファンを楽しませた。

 本編終盤の「みんなのうた」では、おなじみの放水も。桑田が握った太いホースから勢いよく飛び出した水をファンが浴びた。定番の放水は、18年のロック・イン・ジャパン・フェスティバル以来だ。サザンの有観客ライブも19年の全国ツアー以来。コロナ禍は2度の無観客配信ライブを行い日本を元気づけてきたが、ようやくファンと再会できた。本編最後の「マンピーのG★SPOT」では花火が打ち上がり、桑田はセクシーダンサーと戯れた。

 アンコールの最後は茅ケ崎ソング。JR茅ケ崎駅で東海道線の発車メロディーに使われている「希望の轍」から、♪砂まじりの茅ケ崎――で始まる1978年のデビュー曲「勝手にシンドバッド」へ。「やれんのか!茅ケ崎!」と敬愛するアントニオ猪木さんのごとくファンをあおり、1万8000人のファンも「イェー!」と応え、最後まで大盛り上がりだった。

 この日は猪木さんの命日。最後はファンとともに「1、2、3、ダァーッ!」と声を張り上げ、「45周年ありがとう。また帰ってきます!」と約束した。

 桑田は「新たな計画を練りまして、みなさんにご報告することを約束します」と、新たな活動についてもにおわせた。来年6月まで続く45周年イヤーの活動に注目が集まる。

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