石川ひとみ 母子感染でB型肝炎発症 偏見、誤解を受けた日々「去っていく人、きつい言葉を吐く人とか」

[ 2023年8月23日 14:32 ]

石川ひとみ(2006年撮影)
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 歌手の石川ひとみ(63)が23日、テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜前1・00)にゲスト出演。B型肝炎の発症でのつらい経験を明かした。

 1978年で「右向け右」でレコードデビューした石川は1981年に発売された11枚目のシングル「まちぶせ」が大ヒット。1987年、27歳の時にB型肝炎を発症し、休業。1988年に活動再開した。

 石川は「B型肝炎はウィルス性肝炎ということで、肝臓って沈黙の臓器。その時にはわからないんですよ、自分の肝臓がもう壊れてきてるって。後に“B型肝炎発症しましたよ!”って知らされて、入院した時に、“そういえば、ここのところ、ずっと食欲がない”とか、それまでに経験したことがないようなダルさがあったりして、その時もいろいろとお仕事はしていましたし、初めてのミュージカルも控えていたので、お稽古も大変だったんです。最初は精神的にプレッシャーで具合が悪くなってきているのかなと思っていたら、“この症状はもう肝炎を発症している”“危ないよ、入院しなさいよ!”っていう知らせだったみたいで」と振り返った。

 「肝炎って自分で今、悪くなっているってことが分からないので、やっぱり血液検査で自分がそのウイルスを持っているかを分かるので、ウイルス検査をしていたくのがいいと思います」とも付け加えた。

 感染は母子感染だったそうで、「その時点では分からなかったんですけど、振り返ってみると、私が小学校ぐらいの時に母が具合が悪くなってしまって、祖母が私たちの面倒を見るために出てきていたんですね。泊まり込みで世話をしてくれたんですけど、その時、母はどうしたんだろうって、子供ながらに心配だったですけど、だけど、何がどうなっているかわからない。でも、その具合が悪かったのも肝臓らしくて。なので、きっと母もその頃に肝炎が発症していたのかと。それで、私がB型肝炎が母子感染という形で、生まれてくる時にすでに私はウイルスを持った体で生まれてきてしまった、という感じだったんです」と説明。「今、ワクチンがありますので、お子さんが生まれた時にワクチン打てば母子感染も大丈夫になってきてます」と話した。

 感染が分かってからの状況についても「誤解と偏見がある病気だったので、去っていく人とか、きつい言葉を吐いていく人とかもあった」と回顧。「主に血液感染。感染という言葉が大きいので、たくさんの方があまり理解されていなくて、偏見の目、誤解を受けたりもしました」と明かした。

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