ロバート・キャンベル氏 米映画俳優組合ストライキの長期化を予測「AIで脚本を作ることへの不安も」

[ 2023年7月18日 22:58 ]

ロバート・キャンベル氏
Photo By スポニチ

 日本文学研究者で東大名誉教授のロバート・キャンベル氏が18日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演。全米映画俳優組合のストライキについて言及した。

 米ハリウッド俳優ら約16万人が加入する全米映画俳優組合は14日、待遇改善要求を巡る制作会社側との交渉決裂を受け、ストライキに突入した。俳優のトム・クルーズは主演映画「ミッション:インポッシブル」の最新作「デッドレコニングPART ONE」(21日公開)のキャンペーンで17日にレッドカーペットイベントと舞台あいさつ、18日に記者会見を予定していたが、来日は中止となった。

 ストライキの主要争点の一つは人工知能(AI)の規制について。キャンベル氏は「(ストライキは)すぐには解決しないようですね。AIのチャットボットを使って(これから)脚本を作ることに対しての不安もあるし、賃金とか労務時間とか、だんだんと営業が厳しくなってきている。一人一人の条件、労働環境を含めたものが悪化していると数年前から言われている」と語り、「これは、もう時限付き爆弾みたいなもの」と続けた。

 AIが学習する大量のデータの著作権はどうなるのか。キャンベル氏は「これからトピックになってくる。アメリカでは裁判が起きている」とし、「権利は権利だが、技術は止めることはできないし止めるべきではない。フェアに、透明に、それぞれの資産や知財を守ることによって次の世代を育てていくか」と話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月18日のニュース