辛坊治郎氏 日本が少子化対策とともに取るべき政策とは?「やらないんだよね、こういうの」」

[ 2023年7月18日 18:56 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(67)が18日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、少子化対策とともに日本が進めるべき政策について自身の考えをを示した。

 ロシアは昨年2月のウクライナ侵攻後、続けていた海上封鎖を解くことで昨年7月に合意したが、この合意から離脱を表明して失効。これにより、ウクライナが世界の輸出量の10%を占める小麦粉を輸出できなくなる事態が予測される事態となった。辛抱氏によると、アフリカなどで餓死者が増加する懸念もあり、「地球全体を人質にするなと、国際社会が批判しているのは当然」とした。

 この事態にともなう日本への影響について、辛坊氏は「現状小麦の値段は、去年の2月24日の開戦以前には戻っているけど、今後また上がるとなると、日本の物価も上がってくるということがある」と予測した。

 小麦の多くを輸入に頼っている日本だが、辛坊氏は「日本でも伝統的に、小麦製品って長年食べてきた」と解説した。ところが、小麦を生産していた農家も、「戦後、農林水産省の方針で、みんな田んぼに替えちゃった」という。米の生産量調整のため、半世紀にわたり減反政策も取られたが、「米を作らないということにしたらお金が入る」ということになり、一部農地だった部分が現在は荒地化。「今、滋賀県一つ分くらいの農地が、何も栽培されず放置されている状況の中で、もったいないですよ」と問題視した。

 辛坊氏は、「昔は小麦が作られていた地域も作れなくなって、みんな輸入小麦に頼る状況で、高齢化が進んで、ノウハウも消えちゃって、誰も小麦を作らない」と、負のスパイラルを指摘。「荒地にして放置したのがもう何年も続くと、二度と再び農地に戻せなくなりますからね」と、農地の整備が喫緊の問題であることを訴えた。

 その上で辛坊氏は、「政治主導で“もったいないだろ、これは。ちゃんと食べるものを作りましょうよ、農地で”と、俺が政治家なら真っ先にそれ取り上げる」と、自身の“政策案”を披露。「少子化対策と、そこの食料対策を真っ先にやるべきことなんだけど、やらないんだよね、こういうの」と、岸田政権を皮肉った。

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