ロッテに吉兆データ!CSファーストS突破試合でサヨナラ勝ちしたチーム、その後どうなった?カギは朗希か

[ 2023年10月17日 18:00 ]

CS1st<ロ・ソ(3)>10回、サヨナラ打を放った安田は吉井監督(右)らナインから祝福を受ける(撮影・岡田 丈靖)
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 パ・リーグのCSファーストS第3戦が16日に行われ、2位のロッテが4―3で3位のソフトバンクを逆転サヨナラ勝ちで下し、2勝1敗で2年ぶりのファイナルS進出を決めた。0―3で迎えた延長10回に藤岡裕大内野手(30)が起死回生の同点3ランを放ち、安田尚憲内野手(24)がサヨナラの右中間適時二塁打。18日から京セラドームに乗り込み、リーグ3連覇のオリックスに挑む。

 そんなロッテにはある吉兆データがある。プレーオフ、CSでのサヨナラ試合は通算15度目。延長戦で2点差以上をはね返した逆転サヨナラ勝ちはロッテが史上初めてだが、ファーストS突破試合でのサヨナラ勝ちは04年西武(9回)以来19年ぶり2度目となる。

 勢いが付いた、その西武。その後、どうなったか。

 プレーオフ導入初年度の04年、西武はシーズン2位でくしくも今季のロッテと同じだ。プレーオフ第1ステージで日本ハムと対戦し、第3戦で和田一浩がサヨナラ本塁打を放って決着した。

 そして第2ステージでは、ダイエー(ソフトバンク)に先手を奪われるが、第2、3、5戦を勝利し、3勝2敗で逆転。重量打線のダイエー相手に、大黒柱の松坂大輔ら投手陣が奮闘。第5戦は延長戦の末、勝利をもぎ取った。

 中日との日本シリーズも松坂が君臨。第2、6戦で先発した後、3勝3敗の第7戦にはリリーフ登板して、逃げ切り勝ちに貢献した。平成の怪物がチームを盛り上げて、12年ぶりの日本一奪還に成功。短期決戦、誰が盛り上げるかも重要な要素だ。

 平成の怪物が仁王立ちした西武と、令和の怪物・佐々木朗希が存在するロッテ。共通点も多いが、果たして吉兆データをいかせるか。

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