【バレー】石川祐希 ペルージャ移籍会見「世界一のプレーヤーになる目標を貫く」

[ 2024年5月17日 15:13 ]

ペルージャのユニホームを着てポーズを取る石川祐希
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 24~25年シーズンからイタリア1部リーグの強豪ペルージャに加入するバレーボール男子日本代表主将の石川祐希(28)が17日、都内で移籍会見を開いた。2年契約で背番号はミラノ時代と同じ14を背負う。

 冒頭で石川は「1月末からエージェントと話していて、イタリアに残りたい思いと、トップチームでプレーしたい思いがあり、いいタイミングでペルージャからのオファーがあった。他のクラブからも(オファーが)あったが、今の僕にはペルージャが合っていると思い契約した」と経緯を説明した。これまでもペルージャからオファーはあったが、出場機会への不安もあり踏み切れなかった。しかし23~24年にミラノを初の3位に導いた経験から「今回は自分も自信を持って行ける」と覚悟が決まった。

 今秋新リーグSVリーグが発足する日本のチームからも誘われたというが「イタリアのリーグが世界最高峰と言われる中で、世界一のプレーヤーになる目標を立てている限り、そこを貫きたい」とイタリア残留を選んだ。

 ペルージャのアンジェロ・ロレンゼッティ監督は、イタリアに初挑戦したモデナで指導を受けた恩師。「9年ぶりに同じチームでプレーする。9シーズンで成長した姿を見せたい」と指揮官の存在も決断を後押しした。

 01年創設のペルージャは各国のスター選手が揃う世界屈指の強豪クラブ。昨季は2度目のリーグ優勝を飾り、イタリア杯、世界クラブ選手権、イタリアスーパー杯を含む4冠を獲得した。24~25年は欧州チャンピオンズリーグ制覇を含む5冠が目標になる。

 石川は「ペルージャは昨季全てのタイトルを獲得している。僕自身、来季は優勝のみを目指して戦う。チャンピオンズリーグは初めてだけど、そこも優勝を目指す。大きなステップアップだと思う。目標である世界一になれるチャンスが目の前にある。優勝して世界一に近づけるシーズンにしたい」と宣言した。

 ◇石川 祐希(いしかわ・ゆうき)1995年12月11日生まれ、愛知県岡崎市出身の28歳。姉の影響で小学4年時にバレーボールを始めた。星城高では2季連続高校三冠。中大1年時の14年イタリア1部モデナに加入。ラティーナ、シエナ、パドバを経て20年からミラノに在籍。14年日本代表初選出。21年東京五輪8強。23年ネーションズリーグ3位。1メートル92、84キロ。アウトサイドヒッター。

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