【柔道】23歳の中野寛太が初の日本一「最高です」全日本選手権

[ 2024年4月29日 17:55 ]

柔道全日本選手権 ( 2024年4月29日    東京・日本武道館 )

<全日本柔道選手権>優勝し笑顔でポーズを決める中野寛太(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 体重無差別で男子日本一を争う大会は、中野寛太(旭化成)が6度目の出場で悲願の初優勝を果たした。

 決勝では6年ぶり3度目の頂点を目指した原沢久喜(長府工産)と対戦。互いに決め手を欠いたものの、序盤に効果的な技を放ち、2―1の旗判定で勝利した。

 試合直後、場内インタビューに応じた中野は「最高です。内容は悪かったが、勝ち切れて良かった」と喜んだ。決勝前には天理大時代の恩師で、テレビ中継の解説を務めていた穴井隆将氏から「自分のペースで」と助言を送られていたことを明かし、「(これまでは)結果で恩返しできず、申し訳なかった。少しはできた」と感謝した。

 日本の重量級を背負って立つ存在として、ジュニア時代から期待されてきた大器。結果を残し切れず、パリ五輪代表争いは1歳下の斉藤立に屈したが、悲願のビッグタイトルは次の4年間への新たなスタートになる。「(全日本で)2連覇を目指したいし、五輪や世界選手権も狙っていきたい」と宣言した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年4月29日のニュース