つばさの党代表らを公選法違反容疑で逮捕　3人逮捕の理由は？清原博弁護士「証拠隠滅の恐れが」

[ 2024年5月17日 15:26 ]

　国際弁護士の清原博氏17日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）にリモートで生出演し、先月の衆院補選で他陣営を妨害した公選法違反の疑いで、つばさの党の幹事長の根本良輔容疑者（29）、代表の黒川敦彦容疑者（45）、組織運動本部長の杉田勇人容疑者（39）が逮捕された事件について解説した。

　3容疑者は先月16日、東京・江東区のJR亀戸駅前で、東京15区補選に立候補していた乙武洋匡氏の演説を、拡声器などを使って妨害した疑い。警視庁は、選挙活動の一線を越えた妨害行為だとして逮捕に踏み切った。

　今回の事件について、清原氏は「演説を妨害したということで、起訴されるという事案は70年以上前に1件あったらしいですけど、最近ではほとんどないので、この容疑で逮捕に至ったということは本当に珍しいことですね」と解説した。

　3人が逮捕されたことについては、「共犯者なので、逮捕しないと口裏合わせなどの証拠隠滅に至るかもしれない恐れがあるので、逮捕したんだろうと思います」と推測した。

　今回の逮捕容疑は、乙武氏の陣営への妨害の疑いに限っているが、他陣営への妨害も疑われており、被害届も出されている。清原氏は「立憲民主党とか（日本）維新の会とか、他の候補者にも妨害行為があったということで被害届が出ているようですので、今後さらに再逮捕とか、他の件での立件ということも考えられますね」と見通しを語った。

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