【落合×ジブリ鈴木敏夫 旧友対談】駆け出し時代に受けた“しごき” 落合氏苦笑い「オレはトラウマ」

[ 2023年12月20日 17:05 ]

落合博満氏と対談したスタジオジブリの鈴木敏夫氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が20日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評対談企画「博満の部屋」第5回目として、落合氏の古くからの友人である株式会社スタジオジブリ代表取締役議長で数々のジブリ映画プロデューサーとして活躍する鈴木敏夫さん(75)をゲストに招いて対談を行った。

 学生時代に執筆作業のアルバイトも経験していた鈴木さんは、就職活動で雑誌や新聞社の入社試験を受け、徳間書店に入社。「いきなり週刊誌へ回されて。頑張りました」と「週刊アサヒ芸能」に配属された過去を懐かしそうに明かした。

 鈴木さんいわく「古き良き時代」。当時の社会人1年目から若い時代に受けた先輩社員たちからの「しごき」を楽しそうに紹介した。

 まずは「入った日に、新人が5人だったんですけど、“おい、新人たちこっちに来い”って言われて。編集部ですよ。当時編集部員って50人くらいいたんですよ。そしたらね“お前ら、ちょっとな…机を整理しろ”って言うんですよ。机を整理?“片付けるんだ!”って言われてね」と回想。新人たちで片付けでできたスペースで「決闘するっていうんですよ。編集の先輩と後輩がね」とニヤリ。「それで(その決闘を)僕ら見てなきゃいけないんですよ。まだ荒っぽい時代なんですよ。大変!」とニコニコと“昭和らしい”エピソードを披露した。

 それだけではなく「先輩…デスクっていうのがいて、書いた記事を見せるんですけどね…読んでくれないんですよ。“鍛える”と称してね、“あっ…破れちゃったから”とか言って読まないうちに破っちゃうんですよね~。頭に来るんですけど、2回、3回と書いていくうちに(記事を書くことが)だんだん速くなっていくんですね。これが練習なんですよ。で、3回目に書いた原稿を(先輩が会社の)窓から捨てちゃうんですよ。“あっ飛んで行っちゃった~”とか言ってね」「取材できないと殴られたり」と数々の“しごき”を紹介。

 すると落合氏は「それはイジメですね」と苦笑い。鈴木氏は「でも…やっぱり鍛えられたんですよね~」とダメな部分だけじゃなかった先輩たちからの指導を「今となっては懐かしい」と思い返し笑った。

 「でしょうね」と相槌を打ちつつ、落合氏は「オレはいまでも(高校時代に受けた暴力は)トラウマになってるけどね」と苦笑いを浮かべていた。

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