東国原英夫氏 武見厚労相の介護職賃上げ“月6000円程度が妥当”に「この程度で足りる訳が無い…」

[ 2023年10月20日 07:41 ]

東国原英夫氏
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 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が20日までに自身のSNSを更新。武見敬三厚生労働相が19日、政府の経済対策に盛り込む介護職員の賃上げについて、引き上げ額は「月6000円程度が妥当」との考えを示したことに言及した。

 介護職員は給与水準が全産業平均より低いため、賃上げで他産業への人材流出を防ぎ、人手不足を緩和する狙いで、政府は賃上げの対象に、看護助手や障害福祉サービス事業所の職員も加える方向。これに関し武見氏は、川崎市内の介護施設を視察後、「人材不足でサービス提供が危機的事態になっていることへの対応が必要だ」と語った。

 岸田文雄首相は、官邸で介護業界団体から賃上げ推進を求める要望書を受け取り「経済対策の補正予算でしっかり対応したい」と応じた。要望後、全国老人保健施設協会の東憲太郎会長が記者会見し、明らかにした。東氏は「(月6000円程度では)全く足りない」と述べた。

 介護サービス事業所の収入に当たる介護報酬は、国が原則3年に1度見直す公定価格のため、物価高や人件費増に対応できない。他産業では物価高騰を受け賃上げが相次ぎ、今春闘の主要企業の平均賃上げ率は3・6%。介護業界団体の調査によると、介護職員の平均賃上げ率は1・4%にとどまった。

 東国原氏は、武見氏の介護職賃上げ“月6000円程度が妥当”発言について「この程度で足りる訳が無い。不十分!」とつづった。

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