日大、大麻自己申告部員の相談先は大学OBの警察官だった 元刑事「本来、警察は警察で話を聴く」

[ 2023年8月9日 16:34 ]

東京・赤坂のTBS
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 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が9日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで出演し、日大アメリカンフットボール部員の北畠成文容疑者(21)が寮で覚醒剤と大麻を所持していた容疑で逮捕された事件を受け、8日に日大が開いた会見とその後判明した事実について自身の見解を語った。

 会見では昨年7月に大麻とみられるものを使用したと自己申告する部員がいたことが明らかに。酒井健夫学長は会見で、警察に相談したが、申告のみで物的証拠がないこと、4カ月、大麻かどうか確認できないことから事実立証が困難との回答があり、十分指導するよう警察から指導があったとした。しかし、同番組など複数メディアは、相談先は本来窓口であるはずの警視庁薬物銃器対策課ではなく、警視庁に勤務する日大OBの警察官だったことを伝えている。警視庁は大麻使用を認めた部員の存在について、家宅捜索が行われた今月3日以降だったという。

 元警察官として見解を聞かれた小川氏は、「たぶん知り合いの警察官に、部員が吸ったというふうに話したのか、こういった場合はどうなのかと話したと思います」と指摘した。

 また小川氏は、使用を認めた人物がいた場合の警察の一般的な動きを説明した。「本来、警察は、吸ったと言う者がいると、“一緒に警察に来てくれ”と警察で話を聴きます。どういう経緯で吸ったことがあるのか、現在も吸っている者が大学にいるのかどうなのか。疑わしいものがあれば、調書を1本取って、裁判所に捜索差押許可状、いわゆるガサ状を請求して、家宅捜索する、というのが捜査の手順になる」。その上で、今回の事例について、「正規の相談というか、たとえ話で“一般的にはどうなの?”というような問い合わせというか、知り合いに聞いたのではないかなと思いました」と推測した。

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