TBS社長 ジャニーズ性加害問題 報道での事務所への“忖度”否定も「反省するべきだと思う部分もある」

[ 2023年7月5日 16:31 ]

東京・赤坂のTBS
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 TBSの佐々木卓社長(63)が5日、東京・赤坂の同局で定例会見を行い、ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題について言及した。

 今年3月に英BBCのドキュメンタリー番組で取り上げられ、4月に元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが会見で性被害を受けたと主張したことで大きな注目が集まった性加害問題。ジャニーズ事務所は5月14日、藤島ジュリー景子社長が「深くおわび申し上げる」と被害を訴える人に謝罪するなど、ジャニーさんの性加害問題について初めて見解を発表。一方、この問題への対策が長年取られなかったとして、これまでのジャニーズ事務所の体制を「異常」と表現。再発防止に取り組むことを強調した。

 6月12日には外部の専門家による「再発防止特別チーム」の座長を務める前検事総長で弁護士の林真琴氏らが会見。「事実認定はわれわれの専権。加害行為の存在を前提として、検証し、再発防止策を提言、実行を求める」と活動方針を明かした。

 同局では6月17日放送の「報道特集」で今回の問題を特集。番組側がこれまでの報道姿勢を自己批判するなど、反響を呼んだ。

 これを受け、事務所からの“忖度”について質問を受けた佐々木社長は「とりわけ、報道ということに関しては忖度はないと思っております」と“忖度”を否定。「我々がかつてニュースにすることが不十分だったというご批判、ご指摘、これは真摯に受け止め、反省するべきだと思う部分もある。それに尽きます」とした。「ニュースに出すか出さないかは自主的な判断だった」と強調した。

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