藤井聡太棋聖が4連覇に王手 「難しい将棋だった」佐々木大地七段下し棋聖戦5番勝負は2勝1敗に

[ 2023年7月3日 18:39 ]

3手目を指す藤井聡太棋聖(左)。右は佐々木七段(日本将棋連盟提供)
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 将棋の第94期棋聖戦5番勝負は3日、静岡県沼津市の沼津御用邸東附属邸第一学問所で第3局を行い、先手の藤井聡太棋聖(20)=王将、竜王、名人、王位、叡王、棋王含む7冠=が挑戦者・佐々木大地七段(28)を107手で下し、シリーズ成績を2勝1敗として4連覇に王手をかけた。

 角換わり腰掛け銀の陣形から佐々木が右王の方針を示すと、藤井は左桂を9筋に跳ね、最下段に引いていた飛車を活用する斬新な手順を敢行。さらに自王を6段目までせり上げる大胆な展開で後手を混乱させ、着実に勝利を手にした。

 6月5日にベトナムで行われた開幕局は藤井、同23日に兵庫県洲本市で行われた第2局は佐々木と、ともに先手番が制し、シリーズ成績は1勝1敗のタイで第3局を迎えていた。

 第4局は18日に新潟市岩室温泉「高志の宿 高島屋」で行われる。

 ▼藤井棋聖 構想の立て方であったり、局面の見方で分からないところが多かった。1局を通じて難しい将棋だったなと感じています。これまでの3局どれも難しい将棋だったと思うので、それをしっかりと振り返ってまた頑張りたいと思います。

 ▼佐々木七段 全体的に先手に手厚く丁寧にさされて、ちょっとチャンスのない将棋にしてしまったかなと思います。厳しいカド番ですけど、気持ちを奮い立たせて、またいい将棋にして、フルセットに持っていけるように頑張りたいと思います。

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