王将戦第3局対局場検分 立会人・福崎九段の質問攻めに藤井王将と菅井八段は笑顔

[ 2024年1月26日 21:30 ]

<第73期ALSOK杯王将戦第3局・前日>見分をする菅井八段(左)と藤井王将。中央は気象予報士の森田正光さん(撮影・大城 有生希)
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 将棋の藤井聡太王将(21)=8冠=に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第3局が島根県大田市の「さんべ荘」で27日から始まるのを前にした26日、対局場検分が行われた。

 検分の開始予定時刻は午後4時30分。27分に菅井が対局場に入り、その1分後に藤井が姿を見せた。立会人の福崎文吾九段(64)が定刻通りに「ただいまから検分を始めます。将棋盤はキレイかな?大丈夫かな?」とテーブルから前のめりになって、対局者に質問。さらに「また別の盤もあるけど高さが違う。あぐらに組み替えたら駒が見えなくなるかな?」と聞くと、菅井は「大丈夫ですよ」と笑って反応した。

 対局室の温度については、藤井が「20度くらいでお願いします」とリクエスト。対局者に確認を終えた福崎は「記録係の方は大丈夫?駒見える?」など聞き、対局室は笑いに包まれた。

 3連勝でタイトル防衛に王手を狙う藤井と、意地の1勝をもぎ取りたい菅井。窓から一面に広がった雪景色が見える島根対局で、雪をも溶かす熱い対局が繰り広げられそうだ。

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