【監督賞】石井裕也監督 現代の問題に立ち向かいたかった

[ 2024年1月19日 05:00 ]

2023年(第78回)毎日映画コンクール各賞決定 ( 2024年1月18日 )

監督賞を受賞した石井裕也監督
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 石井裕也監督(40)が「月」で監督賞を受賞した。

 2016年に起きた障がい者殺傷事件が題材の同名小説を実写化。タブーともいえるテーマだけに「葛藤はあったが、現代の問題の根底に立ち向かいたかった」と映画化に挑んだ思いを静かに語った。

 事件を起こす青年はあえて普通の人物として描いた。磯村勇斗(31)の迫真演技も話題を呼んだが、「観客自身がその立場に入れ替わってもおかしくない状況だという危うさを見せたかった」と狙いを明かした。

 多くの映画賞で高い評価を得ている。「本来自由であるべき映画の表現に立ち向かったことが評価につながったのでは」と冷静に分析した。

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