八代英輝弁護士 人気ウナギ料理店、中国産を三河産に偽装に「不正競争防止法、産地偽装は結構、重い」

[ 2023年12月27日 13:03 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(59)が27日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。愛知県で中国や台湾産のウナギを「三河産ウナギ使用」と偽って商品を提供していた飲食店について言及した。

 愛知県西尾市のウナギ料理店「炭火職人 うなみ」が同県・三河産として提供していたウナギに、中国や台湾産が含まれている疑いがあるとして、県警が不正競争防止法違反の疑いで店などを家宅捜索していたことが判明した。

 同店はテレビ番組などでも紹介されている人気店で、店長(49)は報道陣に、ふるさと納税の返礼品としての受注と来店客が2020年ごろから同時に増え、漁獲量が減る冬季を中心に三河産ウナギの供給が追いつかなくなったため外国産を使用したと説明。産地偽装について「言われてみれば確かにほかの店と比べるとうちはずるい」としつつ、「ふるさと納税もしていて、そちらに三河産を優先していた」「仕入れに限界がある。悪意はない」などと述べた。

 県警は20日に店舗と工場を家宅捜索。市は翌21日から同店関連の返礼品の受け付けを停止した。中村健市長は26日の記者会見で「ご心配をおかけしたことをおわび申し上げる」と陳謝した。返礼品には三河産が使用されていたという。市によると、この店のウナギのかば焼きは22年度に計約3万9千件の寄付を集め、返礼品として最も人気が高かった。

 八代氏は「申し訳ないですけど、職人としての意識が高いのかも知れないですけれども、やはりお客さんに対しての誠意や法律の認識だったり、そういったものの意識が十分ではない」と指摘。「不正競争防止法、産地偽装というのは結構、重いですからね。決して食品を扱う方々がやってはいけない」と言い、「わざわざお店に足を運んでくるお客さんにそれは失礼ですよね」とコメントした。

 不正競争防止法の罰則は、損害賠償請求や差止請求などの民事上の措置のほか、刑事上の措置として懲役刑や罰金刑が法定されている。

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