田崎史郎氏「安倍派がキックバックをいつ頃からやっていたかと調べると、四半世紀にわたってやっている」

[ 2023年12月11日 14:44 ]

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー券問題に言及した。

 政治資金パーティー券をめぐっては、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中には、最近5年間で9000万円超のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが判明。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3氏側も、派閥から還流を受けていたとみられることが分かった。政治資金収支報告書に収入として記載していなかったという。

 松野博一官房長官、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長が各1000万円超を受領したとされ、岸田文雄政権を支える党の幹部や重要閣僚を務める安倍派幹部6人に裏金疑惑が拡大した。

 東京地検特捜部は13日の国会閉会後、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑での捜査を本格化させる。歴代事務総長への任意の事情聴取を検討しており、清和会の会計責任者ら事務方からの報告内容などについて調べるとみられる。

 田崎氏は、麻生太郎副総裁が現在の“派閥罪悪論”に不満を持っていると言い「麻生さんは“派閥が悪いんじゃないだろ。安倍派がああいうことをやったのが悪いんだろ”と。だから今、安倍派に対する風当たりが非常に強い」と言い、「安倍派がキックバックをいつ頃からやっていたかと調べると四半世紀にわたってやっているんですよね。1998年くらいから」と“暴露”。「長きにわたってやっていて、それをやっているということは、ほかの派閥にも知れ渡っていて“うちの派閥でもやってくれ”という人がいたのに、ほかの派閥はやっていないわけですよ。だから安倍派に対する風当たりが非常に強いんです、今。だから岸田さんが強硬なことをやっても“それはそうだよね”と。安倍派の中にはもちろん不満はありますけど、ほかの派閥は“それくらいやってくれよ”という感じじゃないですか」と話した。

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