成河 不適切発言を謝罪 “女性蔑視”性的表現に批判殺到「軽率で低俗な言葉づかい、心の底から恥じ反省」

[ 2023年11月16日 08:04 ]

成河
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 俳優の成河(そんは、42)が16日までに自身のブログを更新。出演中の舞台「ねじまき鳥クロニクル」の終演後トークで不適切発言があったことを認め、謝罪した。

 同作は村上春樹の長編小説を舞台化。成河と俳優の渡辺大知が2人1役で主人公を務め、7日から東京芸術劇場プレイハウスで上演されている。12月には大阪、愛知での公演も予定。

 問題となったのは14日に行われたアフタートーク。鑑賞した複数の人がSNSで、成河が女性蔑視とも受け取れる発言をしながらチケット購入を促したと証言。「アフタートークでの成河の失言で正直、鑑賞体験が軽く吹っ飛ぶくらい衝撃を受けたし、かなり嫌な気持ちになりまして、いや~ほんと勘弁してくれ。隣に出演者の女性がいて、客席にも女性がいて、よく言えたなあんなこと」「すべて台無しになった」などと訴えていた。

 成河はブログで「本日、11月14日の終演後トークの場で、酷く間違った不適切な表現をしてしまいました。作品をお楽しみ頂いたあとで、全てを台無しにするような表現でした。不快な思いをさせてしまった方々、せっかくの作品との出会いを台無しにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした。繊細な作品を扱っていながらの、軽率で低俗な自分の言葉づかいを、心の底から恥じ、反省をしています」と記載。

 「言いたいこと、名前をつけたい事柄については別にありました。それを敢えてあのような稚拙な表現で伝えようとしたのは、まさに自分自身の甘さであり考えの足りなさそのものの現れであったと、いま、思い至っています。お客さまと作品との大切な出会いを妨げてしまったこと、取り返しのつかないその自分の未熟さに、大きな後悔をしています。言葉を扱うことについて、その資格について、もう一度、真摯に自分自身を見つめ直したいと思います」と自省している心中を記した。

 「今日、不快な思いをし、傷つけてしまった方々へ、取り返しのつかない愚かな発言をしてしまったこと、素晴らしい出会いを台無しにしてしまったこと、心から反省し、お詫びを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。成河」と結んだ。

 作品の公式アカウントも14日付の投稿で「本日終演後に開催いたしましたトークイベントにおいて、一部不適切な表現を含む発言がございましたことに対し、主催者として深くお詫び申しあげます。以後このような事がないよう、キャストスタッフ一同の意識を高め再発防止に努めて参ります」と謝罪した。

 ネット上では「気持ち悪いしどうせ女にはすぐ謝っておけば許されるからいいだろと思ってるのかね」「初めての舞台観劇体験をこのように表現したとのことらしいけど、シンプルに反吐が出る」「あまりにも低俗過ぎるし、この人は日頃からこういう事を言っているんだなって思った」「アフタートークでの発言、本当にありえない」「成河の失言、あまりに酷くてね……ていうかその発言を成河のことを尊敬していると名言してる門脇麦さんの前で言ってそれを麦さんに諌められてるの本当きつい」「1ミリも冗談にならない」などと批判の声が殺到した。

 成河は、舞台を中心に活躍する実力派として知られる。大学時代に演劇を始め、北区つかこうへい劇団10期生。11年には第18回(10年度)読売演劇大賞・優秀男優賞(「BLUE/ORANGE」および「春琴」の演技により)を受賞。21年も「イリュージョニスト」「子午線の祀り」「スリル・ミー」「森 フォレ」「検察側の証人」「ローマ帝国の三島由紀夫(リーディング公演)」と多くの作品に出演している。昨年放送されたNHK「鎌倉殿の13人」では大河ドラマ初出演。源頼朝(大泉洋)の異母弟・義円(ぎえん)役を務めた。一方、私生活では今年6月に女優・広末涼子との過去の「W不倫」が報じられたこともあった。

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