櫻井敦司さん急逝 メンバーが追悼 ギター・今井寿「永遠に5人でバンドをやれると…」活動続行宣言

[ 2023年10月24日 15:15 ]

「BUCK-TICK」メンバー。中央が櫻井敦司さん
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 ロックバンド「BUCK―TICK」のボーカル・櫻井敦司さんが、19日に脳幹出血のため死去したことが分かった。57歳だった。訃報を受け、ギターの今井寿(58)がコメントを発表。ファンへ向け「続けるからね」と、バンドの存続を呼びかけた。

 今井は「永遠に5人でバンドをやれると思っていました」とSNSに投稿。「でも、そんなコトは、不可能ということも最初から、わかっていました。いつか、こんな日が来ることもわかっていました」とつづり「ずっと、あっちゃんの横でギターを弾いていたかった」と吐露。

 続けて、ファンへ向け「ま、でもね。続けるからね」とピースサインの絵文字を添え「大丈夫」と記した。

 櫻井さんは今月19日に行われたコンサート中に体調不良を訴え救急搬送されたが、搬送先の病院で脳幹出血のため息を引き取った。観客によると、1曲目の時点で体調が優れない様子だったという。2曲目で座り込んで歌い、3曲目終了後にはスタッフに抱えられ退場。その後救急搬送され、そのまま公演は中止となった。

 「BUCK―TICK」は、1984年春に結成された「非難GO-GO」を前身とし、翌85年に櫻井さん、ギター・今井寿、星野英彦、ベース・樋口豊、ドラムのヤガミ・トールでBUCK-TICKを結成。インディーズ活動を経て、1987年にメジャーデビューを果たした。デビュー当時は、急進的なハードコアバンド「ザ・スターリン」のカバーバンドで、服装とメイクを取り入れていた。1989年にリリースした4枚目のアルバム「TABOO」でチャート第1位を獲得。パブリックイメージとして定着している「バブル期」の音楽性は、櫻井の志向を反映したゴシック・ロック色が強い。

 1980年代後期のバンドブーム期から、1989年にメンバーの今井がLSD所持で逮捕された「謹慎」として約半年間活動休止したが、解散することなくメジャーで活動を続けており、メンバーの脱退や加入などもメジャーデビュー以降一切行われていない。後のヴィジュアル系バンドやアーティスト達に多大な影響を与えた。代表曲は「悪の華」「JUPITER」。

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