マツコ 子育てに悩む親世代に「正解なんかない」 自身を例に「自分の子供がこうなる可能性だって」

[ 2023年10月9日 18:40 ]

マツコ・デラックス
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 タレントのマツコ・デラックス(50)が9日、月曜コメンテーターを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)に生出演。自らの子供時代の経験をもとに“子育ての常識”について疑問を投げかけた。

 この日の番組では、「何回言われたら分かるの」「やる気がないんだったら、もうやらなくていいから」「じゃあ、もういいです」「お母さんに言おうか」など親や教師が子供を追い詰める「毒語」を扱った記事を取り上げた。

 マツコと同じく月曜コメンテーターを務める若林史江(46)や番組MCの大島由香里アナウンサー(37)は現在子育て中ということもあり「毒語」に挙げられた例について「全部言ってる」(若林)「こう言わないで、じゃあ、どうすればいいんでしょうかっていう…」(大島)などとやや困惑混じりの議論になった。

 すると、マツコは「アタシ、悪くないと思うんだよね。突発的に出てしまう言葉をさ、注意しなければいけないみたいな風潮が強すぎると、それによって逆にお母さんはストレスを感じちゃうだろうし、子供は子供で…。そんなに子供って読解力ないじゃん?ある程度、語気が強いようなことも言わないと」と冷静にコメント。男児2人を育てる若林が「特に男の子は“これがダメです”って言われたら育児なんかできないよね」とすると、大島アナも「そうなんですよね…」と同調した。

 その後も子育てについて若林と大島アナが日常の悩みを次々に明かしたが、しつけのために親が何度も子供にうるさく言うこと、言われても子供がやらないこと、延々とその繰り返しであることについてマツコは「でも、やらないことも悪いことだとアタシ思わないんだよね」とポツリ。

 「だって。これ(マツコ自身)が完成形としてはとても失敗作だと思うんだけど、やんなかったよ?なんにもアタシ。子供のころなんて。もう、いかに親をだまして、先生をだまして。だからそれはそれでさ、なんていうか、一つの生活力みたいのにはつながっていく気がすんだよね」と続けた。

 そして、若林が幼少期に親から兄や妹と比べられてイヤだったことから自身は「あなたはお兄ちゃんなんだから…」などと長男に言わないことにしているとし「あの子はできるのに、なんであなたはできないの?」と友達と比べて叱ることもしないようにしていると話すと、マツコは「でもさ。ある程度、他者と比べられる癖もつけておかないとさ。それでさ、世の中に出たらさ。じゃあ、世の中がみんなそれをせずに生きてるかっていったらさ、まぁ、ほぼ他者と比べることで生きてるわけじゃん、みんな。だからそれに対しての免疫みたいのもある程度さ、つけておいてあげたほうが良くない?」と疑問を呈した。

 これには「難しいよ~!難しい」と若林も苦笑い。大島アナも「考えれば考えるほど正解が分からない…」と悩める母親の顔になった。これにマツコは「だから正解なんかないのよ。なるようにしかなんないのよ」とキッパリ。

 「うちの親が、アタシがこんな仕上がりになると絶対想像してなかったと思うのよ。だから、これ(マツコ自身)はとっても分かりやすいとんでもない例だけど、自分の子供がこうなる可能性だってあるわけだからね。それはもう止められないから」と話すと、2人もようやく納得したようだった。

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