ジャニーズ会見NGリスト 世界から見た日本を識者が問題視「海外が日本を見ている意識自体がない」

[ 2023年10月8日 18:38 ]

日本テレビ社屋
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 社会活動家の石山アンジュ氏が8日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)に生出演し、2日にジャニーズ事務所が開いた会見で特定の記者らを指名しないようにする「NGリスト」があった問題について私見を語った。

 NGリストには、6人の記者やフリージャーナリストの名前、顔写真が掲載されており、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。同事務所はリストへの関与を否定。会見を運営した「FTIコンサルティング」は、リストの作成を認め、謝罪した。 

 石山氏は「追及する側、追及される側という会見だったにもかかわらず、いまだにNGリストを作ってメディアをコントロールしようという関係者がいること」と、主催側のスタンスを疑問視。一方、「その主催者側に対して拍手を送るという一部メディアの記者がいるという、緊張感のなさであったり」とメディア側にも問題意識を向け、「発端となったBBCを含めた海外が日本を見ているんだという意識自体がないなと感じました」と語った。

 故ジャニー喜多川氏による性加害は、週刊文春による「セクハラに関する重要な部分は真実」とした2003年の高裁判決や、判決が確定した04年の最高裁決定をもっても、メディアが長年、沈黙し続けたことが問題視された。石山氏は「日本は残念ながらこの問題を20年以上寝かし続けているという、人権意識が全体的にないなというところを認めざるを得ないし、メディア、企業、事務所がここを改革していく意識を持って、構造を見直す必要があると思う」と指摘した。

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