青山和弘氏 鈴木宗男氏の「100%ロシアが勝利」発言の真意解説「ちょっと脇が甘い発言とは言える」

[ 2023年10月8日 15:55 ]

 ジャーナリストの青山和弘氏(54)が8日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に生出演し、日本維新の会の鈴木宗男参院議員が党に事前届け出をせずロシアを訪問した件について解説した。

 鈴木氏は今月1~5日の日程でロシアを訪問したが、党への事前申請は2日の朝だった。党は同氏を除名する方向で調整に入った。青山氏からの独自取材に対し、鈴木氏は土日を挟んだため週明け月曜の同日に提出したことを釈明した。ロシアでは元駐日ロシア大使のガルージン外務次官らと対談。ロシア主導によるウクライナとの停戦求めたほか、北方領土の墓参り再開の要望を伝えるなどしたという。

 鈴木氏の訪露で問題視されているのは、ロシアの通信社に報じられた「ロシアの勝利を100%確信している」といった発言。鈴木氏は「私の認識では、100%ロシアが勝利すると確信しています。国力の差が違います。武器をもらったり、お金をもらって、やっと戦っているのがウクライナの現状です」と主張を曲げなかったが、「だから早く停戦した方がいいんです」とも付け加えた。

 青山氏はスタジオで、鈴木氏の発言の意図を解説した。「ロシアの勝利を願っているという意味で言ったわけではない。ロシアは大国だから、完全に打ち負かすことできないだろうと。なので、どこかで停戦しなきゃいけないという文脈の中で、“ロシアは勝利を信じている”…というのは強いんですけど、負けることはないという意味で言ったんだということなんですよ」。その上で、「ロシア側からはプロパガンダに使われてしまったことも間違いないわけで、宗男さん、ちょっと脇が甘い発言をしたなとは言えると思う」と自身の見解を示した。

 もともとロシアに太いパイプを持つ鈴木氏。青山氏は「ロシア側に利用される可能性があるし、今回も利用された部分もある」と指摘しながらも、「日本の中にロシアとのパイプを持った人を、言い方は悪いですけど、“飼っておく”必要もあるんじゃないかというところを、どのように考えるか。それを考えるいい機会だったんじゃないかと思う」と述べた。

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