藤井聡太王将「第30回岡崎将棋まつり」にゲスト参加 司会・石田和雄九段の質問に苦笑する場面も

[ 2023年4月2日 12:54 ]

佐々木勇気八段(左手前)と対戦する藤井聡太王将(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む6冠=が2日、愛知県岡崎市で行われた「第30回岡崎将棋まつり」にゲスト参加した。

 午前中のトークショーでは5日開幕の第81期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)について「歴史のあるタイトル戦に出場できるのは光栄。その舞台にふさわしい将棋を指したい」と抱負を明かした。司会の石田和雄九段(76)からは、あまりの勝ちっぷりに「それほど大変とは思ってないでしょう?」と無理矢理振られ苦笑する場面もあったが「タイトル戦初出場の20年は一カ月で10局くらい指していた。その経験があるから今は(スケジュール的には)大丈夫だと思っています」と話した。

 午後には今期から順位戦A級に初昇格した佐々木勇気八段(28)と公開対局で激突。先手を得て初手は角道を明ける珍しいスタートをみせ、幼少時代の十八番だった棒銀戦法を披露してファンを沸かせた。中盤は佐々木に追い込まれたものの「こちらの王が際どく詰まなくなった」と冷静に判断して猛攻に転じ、83手で勝利した。

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