松本人志 マヂラブ“M-1ネタ”は「消える魔球」…漫才論争「交わらないから我々は飯を食えていける」

[ 2020年12月27日 10:33 ]

ダウンタウンの松本人志
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(57)が、27日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。「M-1グランプリ2020」で巻き起こった漫才論争について言及した。

 「M-1グランプリ2020」を制し、16代目王者に輝いたマヂカルラブリー。最終決戦で披露したネタは、野田クリスタル(34)が繰り出すほぼジェスチャーのみのボケに、相方・村上(36)がツッコミ続けるという奇抜なスタイルのもの。これに対し、一部では「これは漫才なのか」と疑問の声が。お笑い界でもさまざまな意見が飛び交っている。

 審査員を務めた松本は「漫才の定義っていうのは基本的にないんです。定義はないんですけどあえて設けることで定義を裏切ることが漫才なんです。だから、あえて定義は作るんですが、破るための定義なんですよ」と持論。「それでもちょっとはルールがあるんです。小道具を使わないとか。あとはヅラをかぶらない。でも、ヅラをかぶらないっていうてもベテランの人でヅラをかぶってる人が…」とジョークを交えつつ「オモシロヅラを被らない。でもベテランの人でオモシロヅラをかぶってる人おるからね」と笑った。

 続けて「だから今回、マヂカルのことでいうと、例えが良いのか分からないですけど野球の“ここ一番”の時にピッチャーが消える魔球を投げた、みたいな感じなんですよ」と挙げて、「我々プロは『すごいな!ここで言える魔球投げてくるんや!』って思うんですけど、にわかプロ野球ファンなんかは『あれは卑怯だ。あそこで魔球を投げるかね?真剣勝負せいや』ってのが出てくるんですよ。これは一生交わらない。交わらないからこそ我々は飯を食えていける」と語った。

続きを表示

2020年12月27日のニュース