「栗林投手を天国で見守ってくれるはず」 北別府さん背番号20の後継者 SNSで鯉党も栗林の復活願う

[ 2023年6月16日 22:30 ]

交流戦   広島2-0西武 ( 2023年6月16日    マツダ )

<広・西>北別府学氏の逝去を受け、黙祷を捧げる新井監督(右)ら(撮影・平嶋 理子)
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 広島が16日の西武戦で2-0の完封勝ち。床田の今季初の完封劇などで、天国の北別府さんへ勝利を届けた。

 抜群の制球力で広島の黄金時代を支え、通算213勝を挙げた野球評論家の北別府学(きたべっぷ・まなぶ)さんが16日、65歳の若さでこの世を去った。沢村賞を2度獲得し、2012年には競技者表彰で野球殿堂入り。20年に自身のブログで成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表して以降、懸命の闘病生活を送ってきたが、ついに力尽きた。

 16日に本拠地で西武戦を迎えた広島は、半旗を掲げて試合を行い、新井監督以下チームは喪章を着用して臨んだ。そんな一戦で5回に末包が先制本塁打。さらに続く堂林も追撃アーチと、2点を奪って快勝した。

 一方で、この日は試合には出場しなかったが、SNSで話題に上がったのが栗林だ。北別府さんが現役時代に付けた背番号「20」を現在受け継いでいる。今季は不調だが、入団以来、抜群の安定感で守護神としてチームを支えてきた。人間性も抜群で、広島ファンから愛されている点でも、北別府さんに通じるところがある。

 それだけにツイッターでは栗林の名前を出して、北別府さんを追悼する投稿も続々。「きっと背番号20の後継者栗林投手を天国で見守ってくれるはずです」「私の中の青春の20番は 北別府さん!!栗林君をお空で一緒に見守ってください」「北別府さんが安心出来るよう栗林くんも早く復活しないとですね」「栗林投手も大道温貴投手も北別府さんみたいにコントロールの良い負けず嫌いな投手になって欲しい」「背番号20を受け継いだ栗林投手がんばれ・・北別府さん、安らかにお眠りください」などの声が集まっていた。

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