鈴木達央 「一番のご褒美」は“またいつか”の実現「僕らの仕事でしか味わえない喜びの形」

[ 2024年4月13日 16:56 ]

ファンに向け作品の魅力を熱弁する鈴木達央(撮影・小渕 日向子)
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 声優の鈴木達央(40)が13日、Netflixが4月17日から世界独占配信するアニメ「グリム組曲」の配信記念トークイベント」に出席した。メインキャラクターの一人であるヤコブ役を務めた鈴木は「お兄ちゃんをやらせていただきました」と自己紹介。その後は出演者との軽妙なトークで会場を沸かせた。

 今作でキャラクター原案を担当したのは女性漫画家集団の「CLAMP」。鈴木は2011年、アニメ「BLOOD-C」で時真慎一郎(ときざねしんいちろう)役を担当し、共に作品作りをした経験がある。その経緯を知る進行役を務めたアニメーションプロデューサーの二宮源太氏から「CLAMP先生と言えば鈴木さん」と水を向けられると「楽しかったです。久々にCLAMPちゃんの絵柄の中で自分が何かをやるっていう」と即答。思わぬ答えに会場はざわめいた。

 場の空気を受け「あの人達、絶対に俺の口に酒を飲ませないと気が済まない。本当に気を遣うのをやめました」と笑顔で暴露すると、会場のボルテージは最高潮に達した。

 暴露できるのも「CLAMP」の実力を認め、経緯を持っているからこそ。「めちゃめちゃいい人達なんですよ。話してたら色々アイデアが話が出てくるし。どこ行くか分からないけど、とりあえず飲みに行こうっていう状態で毎回楽しくやっていた」と懐かしそうに当時を振り返った。

 作品に携わる人との関わりは「凄くうれしいな」と大事にしている。「演者として関わっていて、思い出があっても、再会してそういうのってなかなかない。いつかやりたいよね、またやれたらいいよね、またいつかってなかなかかなわない願いだったりする」と言う。「本当にやれるっていうのは、僕らからすると一番のご褒美。凄いありがたいな。驚愕するような驚きというよりも、じっくりしみこんでいくような喜びが凄いあった」とお互いを認め合う仲間との再会をかみしめ、作品づくりへの意欲に変えた。

 全身全霊をかけた自信作。だからこそ「僕らの仕事でしか味わえない、喜びの形なのかなと思います」と優しい笑顔を浮かべていた。

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