故永六輔さんの孫・岡﨑育之介氏「芸能界の純度高めたい」 監督作「うぉっしゅ」3月1日世界初上映 

[ 2024年2月29日 05:00 ]

映画「うぉっしゅ」でメガホンを取った岡﨑育之介監督
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 日本の放送業界の草創期を支えた永六輔さん(享年83)の孫・岡﨑育之介氏(30)が監督・脚本を手がけた「うぉっしゅ」が1日、「第19回大阪アジアン映画祭」で世界初上映される。

 シネ・リーブル梅田(大阪市)で、主演の研ナオコ(70)らと行う舞台あいさつを前に、思いを聞いた。

 映画はソープ嬢として働く孫(中尾有伽)が認知症の祖母(研)を介護する物語。2つの現場に「洗う」という共通項を見つけた岡崎氏は、さらに社会の中心から外れた者が抱える「孤独」に気づき、発想を膨らませた。

 18歳で俳優デビュー。米国で学んだ経験を生かし22歳で作り手に転身した。「超えたい」と追う永さんの存在が大きかった。「日本の芸能界はどんどん貧弱になっている」。歯に衣(きぬ)着せぬ発言が愛された祖父のように、発信力を強め「芸能界の純度を高めたい」と息巻いている。

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