井岡弘樹氏、受刑者支援映画のトークショーに飛び入り 刑務所での講演経験振り返る 

[ 2024年2月24日 19:12 ]

プロボクシング元世界王者の井岡弘樹氏(右)も駆け付けた映画「おまえの親になったるで」の初日舞台トークショー                     
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 プロボクシングの元世界2階級王者、井岡弘樹氏(55)が24日、大阪・十三の第七藝術劇場で初日を迎えた映画「おまえの親になったるで」(監督北岸良枝)の舞台トークショーに飛び入り参加した。

 同映画は元受刑者更生支援活動をテーマにしたドキュメンタリー映画。井岡氏は初回上映を鑑賞し、出演者らが行ったトークショー後に登壇。以前、兵庫・加古川刑務所で受刑者向けの講演を行ったことを明かし「僕の話を黙って聞いてくれて、最後は感動して泣いてくれた人もいました。悪いことをした人やけど(罪を償った後は)何とかしてあげたい。そんな映画に感動しました」と力説した。

 トークショーには同支援活動を続ける「日本財団職親プロジェクト」の代表で、お好み焼き・千房グループの中井政嗣会長(78)、同映画の主演で、犯罪被害者遺族でありながら、受刑者支援を続ける草刈健太郎氏(50)も登壇。草刈氏は18年前に妹を殺害された経験を持つ。「今日、映画を初めて見ました。妹の生きた証を作ってくれたと、心から感謝を申し上げたい」と涙で声を震わせた。中井氏も「演技ではなく、生の迫力に途中、涙が止まらなかった。映画を通して、皆さんに知って頂くことが大事だと思う」と話した。

 さらに、全国の刑務所で釈放前教育などを行っている元よしもとクリエイティブ・エージェンシー専務で作家の竹中功氏(65)も参加。「こういうプロジェクトをもっと多くの方に理解してほしい」と熱弁をふるった。

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