「どうする家康」真田父子“九度山フラグ”も…稲「ここから先は」名台詞3代継承にネット喝采「歌舞伎」

[ 2023年11月10日 11:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第42話。真田昌幸と真田信繁を出迎えた稲(鳴海唯)は…(C)NHK
Photo By 提供写真

 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月5日、第42話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第42話は「天下分け目」。徳川家康(松本潤)が上杉征伐に向かう中、石田三成(中村七之助)挙兵の報が届く。「小山評定」。西国大名の多くが三成に付く中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言。徳川秀忠(森崎ウィン)に真田昌幸(佐藤浩市)攻略を託し、江戸に戻ると各国大名に応援を働き掛ける。一方、千代(古川琴音)とともに伏見城を守る鳥居元忠(音尾琢真)は三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎える…という展開。

 「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)“前夜”、目まぐるしい調略戦が描かれた。

 真田信幸(吉村界人)が秀忠に着陣報告。昌幸と真田信繁(日向亘)は信濃・上田に引き返した。兄が徳川、父・弟が豊臣に付く、いわゆる「犬伏の別れ」。

 沼田城。信幸の妻となった本多忠勝(平八郎)(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)は「この城の主は、我が夫、真田信幸と存じます」と昌幸の入城を拒否。「わしを信用できんのか?」「ここから先は、一歩も通しませぬ!」――。

 昌幸は「流石、本多忠勝の娘じゃ。この城を乗っ取るのはやめじゃ」。馬上に留められ、柵越しに孫たちと“今生の別れ”。「じいじ!」。稲は「戦が終わりましたら、会いにいらしてくださいませ」と見送った。

 第36話「於愛日記」(9月24日)、於愛の方(広瀬アリス)の計らいにより、鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)と千代(古川琴音)が晴れて結婚。それを目の当たりにした稲は「夫婦を成すもまた、女子(おなご)の戦と思い知りました。真田家、我が戦場として申し分なし」と決断。娘の輿入れに、忠勝は涙した。

 「女丈夫」と謳われる小松姫(稲姫)の開門を拒んだ逸話。「ここから先は、一歩も通しませぬ!」の台詞は、第18話「真・三方ヶ原合戦」(5月14日)の叔父上・本多忠真(波岡一喜)「こっから先は一歩も通さんわ!」、第32話「小牧長久手の激闘」(8月20日)の忠勝「こっから先は、一歩も通さん!」のリフレインとなった。

 また「この戦いが終わったら…」は代表的な“死亡フラグ”。関ヶ原で西軍に与して敗れた昌幸と信繁は、和歌山・九度山へ流罪となる。

 SNS上には「本多家お家芸が連綿と!」「期待通り父親譲りの大見得を切ってくれたので、拍手してしまった。歌舞伎を見ているようだった」「忠真→忠勝→稲と受け継がれているから、やはり伝統芸能。歌舞伎だな」「あの真田昌幸を沼田城へ入れなかったことで流石は本多忠勝の娘よと、後世にまで語り継がれるんだから、振る舞いとは重きもの。鳴海唯も存在感があって立派」「稲姫『戦が終わりましたら…』フラグー!九度山ー!あー!」「今日のシーンのための布石だったのね、稲の嫁入りシーンは」「千代と稲、女性陣の戦いの様々な形。於愛様の意思はつながる」などの声が上がった。

 次回は第43話「関ヶ原の戦い」(11月12日)が放送される。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年11月10日のニュース