歌舞伎町に郷ひろみ降臨! “渋谷大パニック”から24年、今回は「もちろん許可取ってますから!」

[ 2023年10月10日 05:00 ]

東京・歌舞伎町の東急歌舞伎町タワー前のシネシティ広場でサプライズライブを行った郷ひろみ
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 歌手の郷ひろみ(67)が9日、東京・新宿の歌舞伎町の屋外でサプライズライブを行った。名前にちなみ午後5時55分、4月に開業した東急歌舞伎町タワー前の広場に登場。雨天を吹き飛ばす全力パフォーマンスで、居合わせた約1000人を熱狂させた。

 歌舞伎町のシネシティ広場に「カモ~ン!」の声が響く。続いて1999年のヒット曲「GOLDFINGER’99」のイントロが流れると、止まっていた黒いトラックのサイドの扉が下から上に開いた。現れたのは、赤と黒のジャケット姿の郷だった。

 「本物?」と驚く人らが次々に足を止め、「トー横」と呼ばれるエリアは一気にライブ会場へと化した。郷は荷台のステージで、♪アーチーチ!――と笑顔で歌唱。得意のジャケットプレーで沸かせた。直前まで降っていた雨もやみ「皆さんの神通力凄いね!」と喜んだ。

 10月9日の「東急(とうきゅう)の日」にちなんだライブ。自身109枚目の最新シングル「俺は最高!!!」と合わせて2曲を披露。約7分間のステージを外国人観光客も物珍しそうに見ていた。

 「GOLDFINGER’99」を発売した99年8月には、渋谷駅前のスクランブル交差点付近でゲリラライブを行った。1万8000人で駅周辺が埋め尽くされ、車道に人波がなだれ込む事態に。トレーラーのステージに現れた郷が、約5分だけ歌ってライブは終了。関係者が道路使用許可を取っていなかったため大騒動になった。

 あれから24年。この日のトラックは装飾がなく、ポスターが6枚貼られただけ。これは99年のステージをオマージュしたもの。郷は「チープな感じが似てるんですよ」と振り返り、「今日はもちろん許可取ってますから!」と強調した。

 デビュー前の1971年に初めて立ったステージが、歌舞伎町のライブハウス「ニューアシベ」だった。「すっかり街は変わりましたね」と懐かしそうに見渡し、「こうやって外で歌えるのは幸せですね」と“やりきった”表情だった。


 ≪ジャニーズ事務所の質問に「お話しできることがない」≫ 郷は71年に故ジャニー喜多川氏にスカウトされジャニーズ事務所入り。72年に歌手デビューし、75年に退所した。ジャニー氏の性加害問題で揺れる同事務所は、今月17日付で社名が「SMILE―UP.」に変更される。事務所がなくなることを聞かれ「そうですね。50年近く前のことなので、お話しできることが何もないという思いです」とだけ語った。

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