藤井聡太棋聖 熱戦振り返り「佐々木七段の強さと、後手番における戦い方の課題を感じました」就位式

[ 2023年10月3日 15:14 ]

<藤井聡太棋聖就位式>あいさつする藤井聡太棋聖(撮影・藤山 由理)
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 将棋の第94期棋聖戦5番勝負で4連覇を達成した藤井聡太棋聖(21)=王将、名人、竜王、王位、叡王、棋王含む7冠=の就位式が3日、東京都内で行われ、就位状、賞杯、賞金などが授与された。

 今棋聖戦は佐々木大地七段(28)の初挑戦を受け、3勝1敗で制覇。永世棋聖の資格獲得(通算5期)に王手をかけた藤井は謝辞で「先手番となった第1局と第3局はペースをつかんで指すことができましたが、後手番の第2局と第4局はどちらも苦戦で、佐々木七段の強さと、後手番における戦い方の課題を感じました」と回顧。続けて「決着局となった第4局も終盤でも負けの局面があり、本当に際どいシリーズだったと感じています」と熱戦の内幕を明かした。

 「今期の対局を振り返って、来期に向けて改善していきたいと思っています」

 6月の開幕局はベトナムでの開催。自身初の海外渡航には「翌日には観光もすることができ、本当に貴重な経験でした」と懐かしそうに話した。

 特別協賛のヒューリックからは和服のあつらえ用に100万円を贈呈された。

 この日は師匠の杉本昌隆八段も駆けつけ「きょうも花束(贈呈)要員です。私でいいのかな。師匠でごめんね」とユーモアたっぷりにあいさつし、無事に?花束を贈呈した。

 藤井棋聖は6、7日に防衛戦となる竜王戦7番勝負第1局が控えている。11日には2勝1敗とリードしている王座戦5番勝負第4局が予定されており、勝てば前人未到の全8冠制覇となる。

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