ドローンの飛行は不可 NY市警がテニスの全米オープンで警告 飛来すれば迎撃システムを行使

[ 2023年8月29日 07:04 ]

テニスの全米オープン会場となっているビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(AP)
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 米ニューヨーク市警(NYPD)は28日に開幕したテニスの全米オープンの会場となっているフラッシング・メドウズのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター上空をドローンの飛行禁止区域に設定。AP通信が報じているもので、同市警テロ対策部門のレベッカ・ワイナー副部長は具体的な対策については明示しなかったものの、大会期間中(9月10日まで)に飛んできたドローンに対しては「我々が保持しているドローン迎撃システムを行使する」と語ってドローンのユーザーに対して警告を発した。

 全米オープンでは2015年、スタジアム・コートのひとつでもあるルイ・アームストロング・スタジアムにドローンが飛来、誰も座っていなかった観客席に墜落。ケガ人はいなかったものの混乱を招く事態となっていた。NYPDでは過去にも妨害電波でドローンの飛行を阻止。しかし今回はさらに一歩進んだ形での防御態勢を取ることになった。

 なお軍事面のドローン迎撃を巡っては、マイクロ波や高出力レーザーを使った車両搭載型のドローン撃墜システムなどが開発されている。

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