NHKのプロジェクト「#BeyondGender」④ 12番組が参加、男女比の計測から新たな気づき

[ 2024年3月14日 07:00 ]

(左から)原田由香里シニアプロデューサー、石川敬子統括副部長、望月篤史チーフプロデューサー、森田茉里恵アナウンサー 
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 NHKは、2021年から「BBC50:50プロジェクト」と呼ばれる企画に参加している。番組を作る際、画面に映る男女の数を計測し、そのデータを多様性のある番組制作に生かしていくというもの。現在は「あさイチ」や「クローズアップ現代」などの情報・報道番組のほか、大河ドラマや連続テレビ小説など12の番組が参加している。

 石川敬子統括副部長は「日本の放送局として初の試み。男女比を計測することで、新たな発見が得られた」とその成果を説明した。ただ「もちろんコンテンツの品質を妥協しないことが大前提」と強調。「単純に画面上に映る男女比を50対50にすることを目指すのではなく、計測することで何か気づきを得て番組作りに生かすのが目的」と語った。

 目に見える形で表れる成果も多いという。「今までつながりのなかった女性の専門家に出演していただくきっかけになったり、番組だけでなく制作現場での男女バランスを意識するようになったという意見も多い」と説明している。(続く)

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