日大パワハラ裁判 識者は林理事長の“失点”指摘「副学長辞めさせれば事態収拾と思っている節が」

[ 2023年11月27日 14:52 ]

 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏が、27日放送のTBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメントを寄せ、日大アメリカンフットボール部の違法薬物事件をめぐり、作家の林真理子理事長からパワハラを受けたとして沢田康広副学長が訴えを起こしたことについて見解を示した。

 日大の理事会で酒井健夫学長とともに辞任勧告を受けている沢田副学長は、林理事長に対して1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。訴状によると沢田副学長側は、事件をめぐり、8月の会見後、林理事長からほぼすべての会議への出席を禁じられ、すべての責任が副学長側にあるような印象操作をされたことで、社会的評価を低下させられたとしている。

 番組の取材に答えた石渡氏は「今回の件は林理事長の失点」と指摘し、「林理事長は大学経営の素人で、学内での手続きが踏めていなかった」と問題視した。

 沢田副学長は理事でもあり、理事会に出席する資格があるだけに、石渡氏は「会議に参加させないのであれば理事会を通すべきだった。パワハラと言われても仕方がない」と、林理事長の取った手段に疑問を呈した。

 また石渡氏は、林理事長の胸の内を推察。「沢田副学長を辞めさせれば事態が収拾できると思っている節がある」とし、「よって強い手段に出てしまったのかもしれないが正しくはなかった」と分析した。

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