朝ドラ「らんまん」初回16・1%発進 前作「舞いあがれ!」下回る 舞台の高知地区は高視聴率25・9%

[ 2023年4月4日 09:45 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 俳優の神木隆之介(29)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)が3日にスタートし、初回の平均世帯視聴率は16・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが4日、分かった。前作「舞いあがれ!」初回(昨年10月3日)の16・3%は下回ったが、最終回(第126話、3月31日)の16・1%から横ばい。「舞いあがれ!」の期間平均15・6%は上回った。

 物語序盤の舞台・高知地区は世帯25・9%の高視聴率を記録した(個人14・1%)。

 初回は子役からスタート。主人公の祖母役「松坂慶子」、母役「広末涼子」などがツイッターのトレンド入り。第2話(4月4日)は坂本龍馬役のディーン・フジオカが初登場し「ディーン様」がトレンド入りとSNS反響は上々。今後に期待が集まる。

 個人視聴率が公表された20年前期「エール」以降の朝ドラ初回視聴率は以下の通り。

 20年前期「エール」=個人11・4%、世帯21・2%
 20年後期「おちょやん」=個人10・4%、世帯18・8%
 21年前期「おかえりモネ」=個人10・6%、世帯19・2%
 21年後期「カムカムエヴリバディ」=個人9・0%、世帯16・4%
 22年前期「ちむどんどん」=個人9・3%、世帯16・7%
 22年後期「舞いあがれ!」=個人9・0%、世帯16・3%
 23年前期「らんまん」=個人8・8%、世帯16・1%

 配信への視聴スタイルの変化もあり、6作連続の朝ドラ初回20%割れ。大台超えは2020年前期「エール」(21・2%)を最後に遠ざかっている。

 なお、「舞いあがれ!」に関しては配信サービス「NHKプラス」「NHKオンデマンド」の視聴状況は公表されなかった。

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は07年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 初回は慶応3年(1867年)、土佐・佐川村。造り酒屋の跡取り息子として生まれた槙野万太郎(森優理斗)は草花が大好きな男の子。生まれつき病弱なため、祖母・タキ(松坂慶子)や母・ヒサ(広末涼子)に心配をかけてばかり。春、万太郎が楽しみにしていた酒蔵の祝宴の日を迎え…という展開だった。

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2023年4月4日のニュース