小倉久寛 コロナ禍での舞台稽古の苦労「1場に出てる人は『終わったら帰れ』と帰される」

[ 2020年10月6日 15:36 ]

小倉久寛
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 俳優・小倉久寛(65)が6日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜後1・00)にゲスト出演し、新型コロナウイルス感染を防止しながらの舞台稽古の様子を明かした。

 9日に東京・池袋のサンシャイン劇場で、劇団スーパー・エキセントリック・シアターの舞台「世界中がフォーリンラブ」初日を迎える小倉は、太田英明アナウンサーから「今年はコロナで稽古や本番が翻弄(ほんろう)されたんじゃないですか?」と聞かれると、「防止対策をいろいろしなきゃいけないですからね」と答えた。

 本番を3日後に控えた現在の稽古は、3密でも特に「密集」を避けることを徹底しているという。今までは「ワッと一緒に集まって稽古して、楽しく稽古していた」が、今回は「1場、2場、3場(の稽古)をやりますとなったら、1場に出てる人は、『1場が終わったら帰れ』と帰される。2場だけの人がいたら、『2場だけ来なさい』と。大人数にならないように」と明かした。

 稽古を通して見ているスタッフは、出演もする三宅裕司(69)や舞台監督ら5人だけという。小倉は「爆発するような気がします。劇団員が。お客さんがバンッて入って、ちょっと爆発力があるような」と、本番の出演者のテンションに期待。一方で、「出トチリとかしそうな感じが…」と思わぬミスを警戒していた。

 作品はウイルスがまん延した世界が舞台。感染すると、初めて見た人に恋をしてしまうという設定だという。小倉は「それで、求愛ダンスを踊ってしまう。街中でも何でも。困るでしょう?だから、マスクするんですよ。全員」と説明。劇中は全員が透明のマスクをして出演し、演出と感染防止の一石二鳥を狙う。

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