小倉智昭氏 不逮捕特権に「国会運営にはなくてはならないものなんでしょうね」

[ 2020年6月18日 08:55 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(72)が18日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に出演。番組では自民党を離党した河井克行前法相と案里参院議員を巡る公選法違反事件について扱った。

 夫妻は昨年7月の参院選前、100人前後に計2000万円を超える現金を渡した疑いがあるとされる。検察当局は18日にも夫妻から事情聴取する方針。これまでの任意聴取に対し、夫妻は買収の事実を否定し、党側には議員辞職しない意向を伝えている。自民党本部は参院選公示前、案里氏の陣営に計1億5000万円を送金しており、買収に使われた疑いも浮上している。

 小倉氏は「なんで不逮捕特権ってあるのかなあって、こういう事件が起こるたびに思ってしまう」と言い、さらに「こういう輩(やから)を見ると、有権者はなんで不逮捕特権なんてあるんだって思いがちなんですが、国会運営にはこれはなくてはならないものなんでしょうね」と話した。

 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある弁護士の若狭勝氏(63)は「不逮捕特権は与党にとっては、気に食わないやつを(国会会期中に)逮捕してしまうと政治弾圧になってしまうので、それを避けようというのが不逮捕特権」と解説した。

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