【今夜12月1日のいだてん】第45話 田畑、事務総長解任も自宅で開催準備 東は批判を一身に浴び…

[ 2019年12月1日 08:00 ]

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」第45話。自宅で開催準備を進める田畑(阿部サダヲ、右から2人目)ら(C)NHK
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は1日、第45話「火の鳥」が放送される。

 事務総長を解任されてしまった田畑(阿部)だったが、決して諦めることはなく、自宅に岩田(松坂桃李)や松澤(皆川猿時)ら組織委員を集めてひそかに開催準備を操り始める。田畑とたもとを分かつ形となった東京都知事・東龍太郎(松重豊)は、日本橋を覆う高速道路や渋滞の悪化など、開発への批判を一身に浴びていた。元ボート選手としてスポーツへの熱い思いを秘め、1940年(昭15)でかなわなかった悲願の五輪開催に向けて奮闘するが――。

 大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。“近現代大河”は86年「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。

 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(35)を起用。志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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