天海祐希“悪の女神”に 米映画日本語吹き替え版でキャリア初ダークヒロイン

[ 2017年10月3日 04:00 ]

映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」の日本語吹き替え版でケイト・ブランシェットの声を吹き替える天海祐希
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 女優の天海祐希(50)が米映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(11月3日米国と同時公開)の日本語吹き替え版で、アカデミー賞女優のケイト・ブランシェット(48)が演じる“悪の女神”ヘラの声を担当する。主人公のスーパーヒーロー「ソー」らを苦しめる史上最強の悪女。天海がダークなヒロインを演じるのは、キャリアを通じて初めて。「ファンの方がとても多い作品。気に入ってもらえるとうれしいです」と話している。

 スーパーヒーローたちの活躍を描いた「アベンジャーズ」シリーズの17作目。ソーは、故郷を突然襲ったヘラを倒すために、盟友のハルクらとチームを結成する。

 予告編では、ヘラがソーのハンマー攻撃を右手で難なく防ぐシーンが話題となっているが、天海はこのほどこの場面を再現。「気持ちいい」と声を弾ませて小道具のハンマーを押しのける撮影を楽しんだ。

 敬愛するブランシェットの声を担当することにも「とても光栄」と感激。その一方「素敵な低音の声で演じられていたので、私も低音で、英語の流れるような印象を意識して演じさせていただきました」と、プロフェッショナルな仕事ぶりの一端を明かした。

 同シリーズはすでに「スター・ウォーズ」シリーズなどを抜いて、累計で全世界興行収入の1位を更新中。ファンが注目する最新作のワールドプレミアが10日に米ロサンゼルスで開催され、天海も参加することが決定。ブランシェットら出演者たちとの対面を楽しみにしている。

 ◇マイティ・ソー バトルロイヤル 過去に秘密を持つヘラ(ブランシェット)がソー(クリス・ヘムズワース)の故郷を襲撃。独りでは太刀打ちできないソーは盟友ハルク(マーク・ラファロ)だけでなく、義理の弟で宿敵でもあるロキ(トム・ヒドルストン)とも手を結んで史上最強の敵を迎え撃つ。監督はディズニーアニメ「モアナと伝説の海」脚本のタイカ・ワイティティ氏。

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