渡辺竜王がタイトル防衛 将棋ソフト不正使用疑惑で挑戦者変更

[ 2016年12月22日 16:59 ]

 将棋の第29期竜王戦7番勝負の第7局は21、22の両日、新潟県南魚沼市で指され、先手の渡辺明竜王(32)が107手で挑戦者の丸山忠久九段(46)を破り、4勝3敗でタイトルを防衛、通算11期目の竜王を獲得した。

 渡辺竜王は棋王との2冠を維持。来年2、3月の棋王戦5番勝負で防衛すれば5連覇となり、永世棋王の資格を得る。

 今期の竜王戦7番勝負の挑戦者は、三浦弘行九段(42)に決まっていたが、対局中に将棋ソフトを不正使用したとの疑いが浮上、今年末まで出場停止処分を受けた。このため、挑戦者決定戦に進出した丸山九段に急きょ、変更されるという異例の事態となった。

続きを表示

2016年12月22日のニュース