槙原敬之が松本零士と和解

[ 2009年11月26日 17:07 ]

 漫画「銀河鉄道999」のせりふを歌詞に盗用したと非難を受け、名誉を傷つけられたとして、歌手槙原敬之さんが原作者の松本零士さんに損害賠償などを求めていた訴訟は26日、知財高裁(中野哲弘裁判長)で和解が成立した。

 問題とされたのは、槙原さん作詞作曲「約束の場所」(歌・CHEMISTRY)の歌詞にある「夢は時間を裏切らない/時間も夢を決して裏切らない」との部分。

 関係者によると、和解条項に(1)松本さん側が槙原さん側に陳謝(2)「約束の場所」の使用に異議を述べない(3)双方に賠償などの債権債務は存在しないことを確認する―などが盛り込まれたという。

 槙原さん側は歌詞はオリジナルだと主張し、2007年2月に提訴。昨年12月の一審東京地裁判決は、槙原さんが盗用したとは認められないとして、松本さん側に220万円の支払いを命じていた。

 一審判決によると、松本さんは「999」で使った「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」というせりふに似ているとして、テレビ番組などで批判した。

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2009年11月26日のニュース