レクサスのラグジュアリーミニバン LMに3列6人乗りの“バージョンL”が追加!
開放感と見晴らしに配慮しながら、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに注力
初代LMは、主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるために、2020年に販売を開始。4座/7座仕様が設定され、幅広い層から好評を博してきた。
国内では、次世代レクサスが多様なユーザーの選択肢として提案する新たなフラッグシップモデルとして、2023年に4座仕様車のLM500h“エグゼクティブ”(税込2000万円)を発売。多くのユーザーから高い評価を得ている。
このたび新たに追加された6座仕様車のLM500h“バージョンL”は、LM500h“エグゼクティブ”と同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ「対話のできる走り」を追求したほか、運転する楽しさと、乗り心地や静粛性を両立している。パワートレインも“エグゼクティブ”と同様で、2.4L 直列4気筒ターボエンジン(275ps/460Nm)に前後計2モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、四輪を駆動する。WLTCモードは13.8km/L(“エグゼクティブ”は13.5km/L)。
6座仕様車では、ビジネスやプライベートを含むユーザーの様々な利用シーンを想定し、開放感と見晴らしに配慮しながら、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに注力された。“ラグジュアリームーバー”ならではのきめ細やかな心遣いと多彩な装備で、すべての乗員が自然体で過ごせる居住空間を提供。シートには、最大480mmのスライド量を実現する電動スライド機構を採用している。
後席は前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車においてもパーソナル感を尊重したリラックスできる空間を追求。2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備し、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性にも配慮されている。
乗員に最適な車内環境の実現をサポートするリヤクライメイトコンシェルジュは、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御。4種類のプリセットモード(Dream/Relax/Focus/Energize)に加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意し、より快適な空間を提供する。
プリセットモード
・Dream:足を中心に全部位を温める空調と明るさを落とした空間で、至福の時を演出。
・Relax:足を中心に全部位を温める空調と安らぎを感じる照明で、くつろぎの空間を演出。
・Focus:顔を中心に上半身を冷やす空調と爽やかな照明で、集中しやすい空間を演出。
・Energize:シートヒーターのオン/オフを繰り返す温熱刺激と高揚感が高まる照明で、活力がわく空間を演出。
シートは人間工学に基づき、乗り心地が追求されている。2列目シートでは、特性の異なる2種類の衝撃吸収材と柔らかな表皮を使用することで、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造を採用。また路面入力によるシート揺れを抑えるため、クッションフレームとレッグフレームの間に防振ゴムを設定し、振動を大幅に低減している。アームレストは、形状を弓なり型にすることで自然なひじの高さになるよう配慮し、通常使用時もリクライニング時も無理のない体勢でリラックスできる。クッションチルト・ランバーサポートは様々な体格の方の好みに合わせた着座姿勢を可能にする。
また、オットマン付きパワーシートと頭部を支える大型ヘッドレストを完備。表皮は、包まれるような安心感と快適な乗り心地を目指し、レクサス最高級本革であるL-ANILINEとし、上品な質感を演出した。また、シートヒーターとシートベンチレーションを設定。シートヒーターはアームレストとオットマンにも採用している。
フロントシートバックには、乗降性にも配慮した大型のバックボードクリップを配置したほか、フロントシート後ろのレッグ部には2列目シート専用のエアコン吹き出し口が配置された。
センターコンソール後端には、アクセサリーコンセント(AC100V)、HDMI端子、ユーティリティボックスを設定。蓋付きにすることで、機能性と意匠性を両立させている。加飾では、フロントのセンターコンソール後端上部に、日本古来より縁起の良い文様とされる“矢羽根”を、モダン柄にアレンジしたヘリンボーン柄杢で再現。4層の立体印刷技術“Viscotecs”※によって繊細かつ精緻に表現されている。
※セーレン株式会社のデジタルプロダクションシステム
一方、3列目シートは、2列目シートと同様に乗員を優しく包み込みながら支え、ゆったりと座れるようシートバックとクッションに厚みを持たせている。さらに、リクライニング時により自然な姿勢を保てるよう、シートバックの形状を最適化している。また、3列目シートにはマルチポジションスペースアップシートを採用。2列目シートをリクライニングした状態でも荷室確保が可能だ。表皮には前席シートと同じセミアニリン本革を設定。3列目シート専用のトレイや充電用USB端子(Type-C)も装備されている。
バックドア開口部のデッキサイドには、セカンドシート操作スイッチを設定。バックドア側から2列目シートをスライド・リクライニングすることで、干渉することなく3列目シートを跳ね上げ、ラゲージスペースを拡大することができる。
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