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元Jリーガー山口聖矢 プロ2戦目はダウン奪われながらも逆転判定勝ち 幼なじみ尚弥「危なかったよ!」

[ 2024年5月16日 19:18 ]

東日本新人王ライト級4回戦 ( 2024年5月16日    東京・後楽園ホール )

判定勝ちした山口
Photo By スポニチ

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)の幼なじみで、元サッカーJ3相模原DFの山口聖矢(30=同)がプロ2戦目で、ダウンを奪われながらも判定勝ちし2連勝を飾った。

 幼なじみの尚弥や真吾トレーナーがリングサイドから見守る中、初回は動きが硬く、ロープ際で左フックからの連打を浴びてバランスを崩して初のダウンを奪われた。

 今月6日の東京ドーム興行で挑戦者ネリの左フックを浴びてプロ初のダウンを喫した尚弥と、くしくも同じ展開に「ちょっと焦ったが、スパーでもダウン経験はあった。あ、片膝ついて8秒休憩するんだった」と“尚弥の8秒”ばりに冷静さを失わずに立て直した。

 尚弥から「ガード固めて!」とゲキが飛ぶ中、2回からは右のカウンターを的確に当て始め上下にパンチを散らした。4回には左フックで相手をぐらつかせるなど逆転の2―1判定勝ち。「最後は倒すつもりだったんですけど…倒せなかったのは悔しいが次につなげたい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 山口は山梨学院高サッカー部時代は全国高校サッカー選手権に出場。17年に加入したJ3相模原を18年に退団後は実家の自動車整備会社で働いていたが、22年1月に尚弥にボクシング転向を提案され大橋ジムに入門。同11月にプロテストに合格し、昨年8月のデビュー戦では1回2分43秒のTKO勝ちを飾った。

 試合後は控室で尚弥から「危なかったよ「!」と声をかけられた山口は「今回は接戦だったので優勝します、というより一戦一戦勝っていく。もっと練習から突き詰めていきたい」と足元を見つめた。

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