落合博満氏 日米200勝のダルビッシュ祝福 「名前聞くだけで負けを覚悟」2007年日本Sで対戦

[ 2024年5月21日 18:00 ]

「落合博満のオレ流チャンネル」から
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が21日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。史上3人目となる日米通算200勝を達成したパドレスのダルビッシュ有投手(37)を祝福した。

 ダルビッシュは19日(日本時間20日)、敵地でのブレーブス戦に先発。7回2安打無失点と好投し、今季4勝目として快挙を達成した。

 「ダルビッシュ投手200勝おめでとうございます」とテロップを出し、先発だけで200勝を挙げた偉業に「名球会ができたからね。200勝というのは一つの区切りとして目標にしている選手は多いと思う。できる前までは190以上勝ってて辞めたっていう人は何人かいるんでね。それ(名球会)ができてからは200勝達成してから辞めるっていう傾向にはある」と、200勝は投手にとって大きな節目だと語った。

 また、ダルビッシュについて「高校の時から話題にはなってたんだよ。日本ハムに行って、体が大きくなってきて、日本で№1っていう投手になってアメリカに渡った」と回想。

 自身が中日を率いた2007年の日本シリーズで対戦した当時を振り返り「日本シリーズで、2007年、完全試合やった時、相手のピッチャーはダルビッシュ。あの試合は完全に負けを想定していた」と明かした。

 「平田が外野犠牲フライ打って、1-0になって。山井があそこまでいいピッチングすると思ってなくてね。負けて、北海道行って、なんとか2試合のうち1つ勝てればいいと思ってた矢先に勝てる可能性が出てきて。山井と岩瀬で完全試合やって1-0で勝ったっていう試合」と落合氏の予想を上回る中日投手陣の奮闘で白星をつかんだ。

 「交流戦だってダルビッシュと当たれば、完璧に負けを覚悟しながら野球をやってた。それだけゲーム前から名前を聞いたら、今日のゲームは勝てないなっていう中での野球だった。それだけすごいピッチャーですよ」と、対戦が決まった時から負けを覚悟するほどの存在だったと振り返った。
 

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