ドタキャンあゆに厳罰 エイベックス「示しつかない」

[ 2011年9月18日 06:00 ]

 16日のテレビ朝日「ミュージックステーション」25周年記念特番への出演をドタキャンした浜崎あゆみ(32)が17日夜、成田空港着の航空機で滞在先の米ラスベガスから帰国した。トップシンガーとは思えない失態に「大変申し訳ない」と謝罪。一方、所属先のエイベックスは「厳しく対処する」と厳罰も辞さない構え。休業させて、心身をリフレッシュさせる可能性も出てきた。

 浜崎は午後7時すぎ、ロサンゼルスを経由してシンガポール航空機で帰国。成田空港ではスタッフに左右を囲まれながらも取材に対し「このたびは本当に大変申し訳なく思っています」と謝罪。少しやつれたような弱々しい声だった。マスク姿ながら硬い表情はうかがえ、98年の歌手デビュー時から出演してきた人気音楽番組の記念特番に穴を開けた大失態に猛省している様子だった。

 ドタキャンについてエイベックスは重くみており「あゆはわが社の“中興の祖”であり特別な存在。でも今回は自己管理ができていないと指摘せざるを得ないもので、これでは後輩歌手ら他のアーティストに示しがつかない。厳しく対処するほかない」(関係者)と厳罰やむなしの構え。先月も同社のライブイベント「a―nation」で、出番などをめぐってスタッフと対立しており、功労者ゆえに多少のわがままは許してきた同社も、自分の立場が見えなくなってきている“裸の女王”にデビュー14年目で初めてお灸(きゅう)を据える方針だ。

 浜崎はこの日「体調は?」と質問すると「まだ…」と弱々しく答え、「頑張って」と声を掛けると「ありがとうございます」とうなずいた。13年間、全力疾走でエイベックスをけん引してきた不世出の歌姫。元日に「結婚」を電撃発表したメモリアルイヤーに起きた騒動は、今後の活動を大きく左右しかねない事態になっており、一度ゆっくりと心身を休ませることも必要な時期なのかもしれない。

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2011年9月18日のニュース